




スーパーマーケットで働くって底辺なの?
スーパーについてインターネットで調べると、「スーパーで働く人は底辺」といったような情報を目にすることがありますが、これらの情報は本当なのでしょうか?
今回は、スーパーからIT企業へ転職した元スーパー経験者が、スーパー勤務は本当に底辺なのかを解説します。
スーパー勤務は底辺ではない
結論から申し上げますと、スーパー勤務は決して底辺ではありません。その理由は、スーパーの仕事が社会人として必要なさまざまなスキルを身につけることができ、転職やキャリアアップにも活かすことができるためです。
私は、スーパーマーケットで18年ほど働きましたが、仕事をする上での必要なスキルは、そこで身につけることができました。その後、新たにITスキルを習得して転職しましたが、スーパー経験がなければ、40代という年齢からしても、畑違いの業界への転職は難しかったのだと感じています。
スーパーでは他の職種に転用可能な「汎用性の高いスキル」を身につけることができるのです。
接客スキル・コミュニケーション能力
スーパーはお客様と接する機会が多い職種。レジ対応、商品案内、クレーム対応などを通じて、自然と接客スキルやコミュニケーション能力が身についていきます。このスキルを磨けば、営業や他の接客業でも重宝されますし、面接などの転職活動でも効果が発揮されます。

丁寧な言葉づかいやコミュニケーションは
どの仕事でも活かすことができます。
商品管理・在庫管理
スーパーでは生鮮食品を中心とした多くの商品を扱うため、商品管理や在庫管理がとても重要です。鮮度や売れ筋といった商品情報を把握し、それらを実際の売り場に落とし込む「計画性」と、実際に販売する「実行力」が必要になってきます。また、発注業務などでは「数字で考える力」が養われ、それらはロジカルに考えるスキルとして、事務職などの転職にも応用できます。

PDCA(計画・実行・評価・改善)は
どの仕事でも応用できますね。
マルチタスク・業務効率化
スーパーでは、レジ、品出し、発注、清掃など複数の業務をこなすことになります。また、時間までに業務をこなすために、いかに効率的に作業を進めるかが重要となってきます。また、パソコン業務も必要となる機会が多くあります。私はパソコンの基本スキルを、このスーパーでほとんど身につけることができました。

販売業務を行いながらも事務作業を並行するのは
なかなか大変でした。
スーパーが底辺と言われる理由
しかし実際のところ、インターネット上では「スーパーは底辺」と言われることがあります。それには、いくつかの理由が考えられます。次はその代表的な原因を見ていきましょう。
未経験OK
スーパーの求人は、「未経験歓迎」「学歴不問」といった条件が多く、誰でも応募しやすい仕事です。しかしその一方で、参入が容易な仕事ということもあり、「誰でもできる仕事」という印象が強く「底辺」と捉えられることがあるようです。

新しく入社する人のほとんどが「未経験」。
「学歴」がなくても出世するチャンスがあります。
給料が低い
スーパー業界は、「薄利多売」になるケースが多く、なかなか利益を出しづらい構造となっています。そのため、経費をいかに抑えるかに重きを置くこともあり、その中でも比重の大きい人件費を抑制する傾向にあります。アルバイトやパートの時給は最低賃金に近い場合も少なくありません。正社員の平均年収も他業界と比べて低くなり、「給料が安い」ことで「底辺」というイメージを強くしてしまうようです。

役職が上がっていけば、自ずと給料も上がっていきます。
平均年収を超えることも可能です。
転勤が多い
スーパーは、広い地域でチェーン展開している企業が多く、その場合は転勤が必要になることもしばしばあります。安定した生活リズムを望む人にとっては、転勤が多くなることで「働きにくい職場」という印象を持ってしまうことも原因としてあるようです。

引越し回数は11回。
正直、転勤はめちゃくちゃありました。
でも一つのお店にずーっといるのも正直辛くなってきます。
休みが少ない
スーパーは、1年を通して営業する中で、ほとんど休業日がありません。土日祝日はもちろんのこと、ゴールデンウィークの大型連休や、お盆・年末年始といった繁忙期は出勤することが多く、休みを取りづらい職場になります。家族と友人と過ごす時間が少なくなり、「プライベートを犠牲にする仕事」というマイナスな印象を持たれてしまうようです。

休みの日に遊びに行くと、
どこも空いているのが反対に良いと言う人もいます。
残業が多い
営業時間の兼ね合いや、業務内容によっては、定時で帰れないケースが多いのがスーパーの現状です。また慢性的な人手不足にあることも相まって、残業が常態化しやすいのも、労働環境が「ブラック」だと評価されてしまう原因かもしれません。

最近は「ホワイト」になった方だという話もあります。
残業はある程度覚悟が必要ですが、その分収入にプラスされます。
まとめ
スーパー勤務が底辺と言われる理由には、いくつかのマイナスイメージが関係していますが、これらはプラスとして捉えることもできます。そもそもどんな仕事にもメリット・デメリットはありますから。
またスーパーで働くことの一番素晴らしい点は、「食」で地域社会に貢献できるということ。食品を販売するスーパーは、世の中になくてはならない業態です。働くことで社会とのつながりを感じられ、さらに地域社会への貢献も果たすことができる。そこがスーパーの素晴らしさです。
このことからも、スーパー勤務は「底辺」ではなく、むしろ誇りを持って取り組むことができる仕事ではないでしょうか。
今回は以上となります。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございます!
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